競馬

 今からちょうど1年前、3月11日同期の旅行で阪神競馬場に出かけ、知人の紹介で特別室に入場、東日本大震災が起きて1年後であり、地震発生時に合わせて騎手を始め競馬関係者がメインスタディアムに整列して黙祷、私達も黙祷したのであった。
 今回競馬の話というのは、毎年同期の旅行時に必ず馬券を購入し、万馬券をとっている人がいるのである。今回も2万円を超える馬券をゲットしたのであった。
 ところで私も十数年も前にインターネットで手続きをして、馬券投票行っていたのであった。しかし結果的に銀行口座の預金高はどんどん減るという、お決まりのコースになって、いつしか競馬熱も冷めてしまい時々思い出したように馬券投票を行っているというのが実態であった。
 同期の旅行の中で継続的に馬券投票行っている人がいて、その馬券予想がなかなか面白いのでそれをちょっと書いてみる。
 インターネット上で競馬予想というHPをひもといてみればありとあらゆる方法での予想が搭載されている。どれもがそれぞれ考え出した競馬予想ではあるけれど、回収率を考えた場合継続的に100%を超えるというのは現実問題としては難しい。
 我々のメンバーの中で2人はなかなかユニークなのである。1つはTK氏である。予想方法はJRAはあらかじめ勝ち馬を決めており、その勝ち馬は出馬表の中にサインとして忍ばせている。そのサインをうまく見つけ出せば必ず勝てるというのだ。
 旅行中にもノートパソコンを携帯し、情報を入力してサインを見つけようとしている。どのようにして見つけるかというのがこれがなかなか難解で、今までも何度か説明を聞いても、私にはさっぱり理解が出来ず、第三者から見ればあたかもオカルト予想としてしか考えられないような予想の方法なのである。
 しかし回収率140%を超えているというから驚きである。
 JRAが最初から勝ち馬を知っており、一般投票者にそれとなく情報提示しているのであるという考え方は、予想の1つとして存在はしているけれども、それが現実なのかあるいは単にそう思い込んでいるのかということに関しては、私にとっていまだにそれはよくわからないところである。
 もう1人のKT氏の予想は比較的オーソドックスな方法であり、相当有力な方法と思われる。それは人気順に1番から12番まで並べて3つのブロックに区切り、そのブロックごとに不要な馬を消して5頭に絞り、三連複で買うという方式である。今回もこの方式で万馬券を当てているのであるから馬鹿にならない。ただしこの場合TK氏の馬券情報を参考にしているみたいでおもしろい。
 ということで1年ぶりに競馬投票してみようと思い立ったのであったけれど、まず加入者番号からして出てこない。ましてやネットID、暗証番号、その他を入力しなければ投票画面に立ち入れないのであるけれど、それをすっかり忘れてしまったのである。
 どこかに記録してあるはずだと色々探してみたけれど見つからない。したがってやむを得ず電話でJRAに問い合わせし、情報を教えてもらって投票をしたのであった。
 たった1年しか経っていなくても、全て忘れてしまうということを思い知らされてしまったのであった。このような状態だから当然馬券は当たらない。これは仕方がないところである。今後継続して競馬投票するかどうかはわからない。