ビデオ編集

 ビデオの編集には以前はコーレルビデオスタジオシリーズを使用していたけれど
ハイビジョンの編集になってから動作に安定性がなくて、グラスバレーエディウスソフトを使うようになっていた。エディウスソフトは高機能で動作の安定性もあって現在まで使い続けているけれど、一つ問題点があった。それは編集途中で結果を確認するため再生をする時、PCのスペックが十分に対応しきれていないためフリーズ状態になってしまうことであった。

(PCシステム:Intel(R)Core(TM)i5CPU 650@3.20GHz 4.00GB(RAM) WINDOWS7 64ビット)

 これを回避するには、最も確実なのはビデオボードなどの映像処理関連の機器をグレードアップすることである。しかしビデオの編集のためだけに投資する気にもなれない。

 現状のマシンで対応する方法として、編集部分ごとにレンダリングしてその後再生するものである。
この方法は編集状態を確認するたびごとにレンダリング操作をしなければならず効率よく編集するにはいささかネックになっていたのである。
これが面倒なため、再生して確認する工程を省き、一気にビデオ全体を作成してからレンダリングをして確認するという方法で編集していたけれど、都合がわるい部分が出てくると、その部分を修正するだけでまた全体をレンダリングしなければならないことになってしまう。結果的に余計に時間がかかるといった不都合を繰り返していたのであった。


 もう少し軽快に編集できるソフトはないかとネットで調べていた所、かって利用していたビデオスタジオソフトがグレードアップし、よく売れているらしいということがわかった。

 早速体験版をインストールして編集してみたところ、編集状態の確認もスムースに出来るしハイビジョンの編集も以前のバージョンみたいに動作不安定になることもなかったため、体験版の試用期間が切れる前に注文してしまった。

 ビデオスタジオプロX6を使って編集開始。

 20分ほどのビデオ編集はスムースに完了。ディスクを作成してTVで鑑賞。
そうすると今使っているエディウスソフトはお役御免になるかと思いきや、そうはならないことになってきたのである。
30分程のビデオ編集を行ってディスクを作成しようとした所、どうしたわけか全く動作せずなのである。(AVCHD規格でDVD作成。30分で約4ギガのサイズなのでDVDには収まるはずだが)

 結局ネット他で原因を調べてみたけれど、ディスク作成に不都合があるというケースは幾つかあったけれど、決め手となるような対策は見つけることが出来なかった。

 しかたがないのでビデオスタジオで編集ファイルを作成し、以前から操作しているディスク作成は別のソフトで行ってみたけれどこれがどうもうまくゆかない。一応ディスクは完成するのだけれどBDレコーダーでは再生出来ないのである。非対応ディスクとしてはねられてしまう。(ビデオスタジオで作成するファイルはm2t、エディウスはm2tsと違っているのが原因だと思われるが)

 思案した結果、ビデオスタジオで作成したファイルをこれまでのエディウスソフトに読み込んでもう一度レンダリングした後、従来通りの方法でディスクを作成した所、これがうまく行ったのである。

 結構面倒なことになってしまった。短いビデオ編集ならいいのかもしれないが長くなるとうまくいかないようなのである。
そこでファイルをBD作成としてBDディスクに焼きこんだ結果うまく行った。めでたしと言いたいところなのであるけれど、この方法だと1つのビデオごとにBDディスクが必要になってしまう。いくらBDディスクの単価が昔よりは安くなったとしてもこれは少しきつい。

 AVCHD規格のDVDファイルはBDレコーダーにダビング出来るため、BD-REディスクにファイルを作成しBDレコーダーダビングすれば、いいのではないかと試みてみたけれど残念ながらダビングはできなかった。

 結局もう少しこれから検討をしなければならないけれど、しばらくは2つのビデオ編集ソフトを使い分けてゆくことになってしまったのである。