映画「黒部の太陽」

 学生時代に映画館で「黒部の太陽」を見た。その後、テレビで放映されたこともあった。しかしあれ以来ずっと見たいと思っていたけれど、テレビ放映は無論ビデオやDVDも全く販売されていなかった。

 稀に、イベントとして「黒部の太陽」が上映されることがあったけれど、簡単に見にゆくような近くで上映されることはなかった。

書籍で「黒部の太陽」を読んでみたり、ネットで色々書き込みがあるのを見て、この映画はDVD化されるのはかなり難しいとのことで、半ばあきらめていた。



黒部の太陽」原作と映画制作の過程を記した本


 2年ほど前の2012・03・17 NHKで、映画『黒部の太陽』特別編が放映されたのである。「黒部の太陽」は短縮版と完全版があるのだけれどこの時は残念ながら短縮版であった。
それでも何十年ぶりに映画を見た時の感激を思い出したのであった。

 しかし短縮版は、本来の完全版から1時間ほどもカットされているの。映画で見た時に記憶に残っているシーンのうち幾つかが省略されているのは何とも寂しい限りであった。


 関電社長が破砕帯で工事が中断してしまった現地を訪れるシーンや、映画のラストで、関電の黒四建設事務所次長が、トンネルの途中でバスから降り「これより破砕帯」の表示ランプが設置されている所を歩くシーンなどは何故か記憶に残っているのだ。



 つい先日 2014・03・08、普段はあまりみないテレビの番組表を見ていてBS日テレで「黒部の太陽」を放映することを知ったのである。しかも放映時間から見て完全版が放映されそうなので早速BDレコダーに予約。

 そして再生してみたら映画「黒部の太陽」のノーカット完全版だったのであった。
短縮版ではカットされていた懐かしいシーンを半世紀ぶりに味わうことfが出来た。


短縮版と完全版では映画の最初の出演者のタイトルが異なっていた。
出演者は短縮版では主役から、完全版では五十音順になっている。

短縮版

完全版