富士山登山

 今春のT-SAN楽会企画は富士山登山です。
富士山登山といってもこの計画は、1合目から5合目までを登山するもの。
近年は車で行ける5合目から頂上を目指すのが一般的で、1合目からの登山はすっかり廃れてしまい、あまり歩かれていないためそのちょっと穴場的なところへ出かけたのでした。

 
マイクロバスと登山道の一部のみタクシーを乗り継いで、吉田口登山道の馬返しという所から登山開始。すぐに現れたのは石造りの鳥居。鳥居の両脇にはユーモラスな合掌した猿の石造がありました。

馬返し登山道出発点


猿の石造


 禊をして富士登山に向かったという富士山禊所という大きな石碑の前を通過すると、程なく1合目の小屋に到着。といっても営業しているわけではなく、昔は登山者でにぎわっただろう小屋ではあるけれど、今では廃屋。各合目ごとにある小屋はすべて廃屋になってしまい、この小屋はまだ当時の状態を残していました。


富士山契所石造


1合目の小屋

2合目、3合目、4合目と小屋はいずれも廃屋。もういつ崩れてもおかしくないような状態になっていました。


4合目小屋跡 ここで昼食でした


4合目を過ぎると、登山道はいたるところに残雪です (4合五勺)



やがて林道に合流。このあたりからルートは残雪で不明瞭になっていたため、林道に沿って歩くことに。



森林限界を過ぎると今まで木立の中を歩いていた景色が一変、荒々しい富士山の山肌が現れました。




残雪につけられた登山道を慎重にトラバースして5合目駐車場に到着です。


同じ場所(夏の様子 グーグルストリートビューから)




ここはもう山というより街中の雰囲気。多くの外国人観光客であふれかえっていました。


翌日は富士山麗の観光です。宿泊施設からの富士山



忍野八海は昔から一度は行ってみたいと思っていたところで、念願がかないました。写真のイメージよりはよほど街の雰囲気だったのには少しびっくり。


川口湖畔の久保田一竹美術館


富岳風穴


青木が原樹海散策


山麗の見所を廻って帰途に付きました。
幸い天気にも恵まれ楽しい時を過ごすことが出来ました。世話役の皆様に感謝です。