GPSロガーというハンデイーな機器が存在しているということをつい最近知った。
GPSがナビゲーションとして利用されている事は知っていたが、 GPSデーターを記録する小型のロガー装置が一般に市販されているということについては最近まで全く知らなかったのである。
 以前からポータブルナビゲーションを持って外へ出かけ、自分のいる現在の位置を確認するという方法はできない事はなかった。
しかしながらポータブルナビゲーションでは位置情報については地図上にその位置が表示されるのだけれど、緯度あるいは経度を保存はできなかった。
それと地図上で表される位置について、街中であれば地図である程度の位置を特定できるけれども、山の中では地形図までは表示されず、実質的に自分が現在どこにいるかということをそのナビゲーションの地図の中から判断することは無理であった。
したがってハイキングあるいは登山にそのポータブルナビゲーションを持っていっても実用的には意味がなかった。
そんなわけでGPSロガーを見つけた時は、私が欲しかった商品だとすぐに飛びついたのであった。
 ということで早速インターネットでGPSロガーを購入。
X社の小型のGPSロガーがその商品であった。早速送られてきた商品をマニアに沿って設定をし使用しようとしたけれども、なかなか使用説明書通りには動作してくれず四苦八苦となってしまった。充電してスイッチを入れても何も動作してくれないのである。機器は単純化されており、LEDの点滅のみでデスプレイもなく、実際それが正常に動作しているかという確認する手段がないのである。充電した後外に持ち出して記録をとったつもりでパソコンにつないでデータを拾い出してみると全く何も記録されていないのである。
 何度かマニュアルを読んだりインターネットの説明書などを調べたりしたけれども結局動作せず、購入したAmazon comにメールしたところ、 Amazon com自体は商品の取り扱いの斡旋者ではあっても、その商品は販売者の責任ということになるということで販売者に問い合わせしてほしいという話となった。
 ネット上で調べたところメーカーが判明たため、メールによるとい合わせをしたところ、すぐに返事が来た事は良かったけれども、その返事の内容はすでにインターネット上で色々確かめてみた内容と重複しており実質的にはその内容でチェックしても動作はしなかったのであった。
 メーカーも、商品を販売した会社に問い合わせをしてほしいとい、メーカー自体が直接責任を負うという体制ではなく、結局その後もう一度メールを打って動作確認ができないことを問い合わせしたがそれ以降まったく返事も来なくなってしまった。
 金額が5,000円程度でどうしても何とかしなければならないというものではなかったにしても、インターネットショッピングで購入した場合、直接そのメーカーから購入したものと違い途中でいろんなところを通じて商品が流れてきており、メーカーの責任所在が曖昧となってしまい、補償の対象にならないということが今回初めてわかったのであった。
 
 一旦GPSロガーが欲しいというモードになっている関係で、改めてまた別のメーカーをいろいろネット上で調べてみたところ比較的人気がありなおかつ値段もそう高くなく、動作も安定しているというGPSロガーが見つかった。
 それはH社が製造しているM- 241というGPSロガーである。
値段も5,000円程度であり、思い切ってもう一度注文することとなった。
ところがまたここで行き違いを生じてしまったのであった。ネットで注文するときに商品の到着日が注文後数日という形なっていたため、すぐに商品は到着するであろうかと思っていたところ、 Amazon comからの注文確認のメールには、商品の到着日は3〜4週間後という事になっているではないか。数日で届くというつもりで注文したのにこれは一体どういうことかと、最初注文した時に確認間違いであったのかと思い直し、改めてもう一度注文画面を確認したところ、やはりその画面では注文後数日で商品を発送するということになっていた。
 また今回も問題を抱えてしまったと思い、メールで商品到着が3〜4週間後ということならばキャンセルしようとしたところ、またここで結構ややこしい手続きをしなければならないことが判明した。
 以前キャンセルをしたときはクリックするのみでキャンセルが可能であったので、多分その方法でできるかと思いきや、今回はキャンセルする場合については販売者と調整が必要であり、メールでキャンセルについて交渉して欲しいという。
 一旦メールにキャンセルしたい旨のことを書き込んだけれども、またこれで話がややこしくなるのではないかと、メールを書き込んだものの送信する間際になってやめてしまった。
 もうここは少し熱を冷ます必要もあるのではないかと思い3〜4週間であれば、待てない期間ではないという風に自分を納得させたのであった。
 たまたまそのころから、我が家の日常に想定外の出来事が発生し、慌ただしい日々が過ぎ去ったために、GPSロガーの件については一息入れたところであったけれども、まだ商品到着まで1週間以上はあったのに、突然メール便で商品が届いたのであった。 結果として、慌ててメールでキャンセルやりとりをするまでもなかったのであった。
 さあ問題はこのGPSロガーが正確に動作するかどうかということである。購入時からわかってはいたけれども、この商品に関してはマニュアルは日本語文章はついていない。ただしインターネット上で日本語マニュアルが掲載されているので必要であればそれをダウンロードして読めばとりあえずは何とかなるだろうと考えていた。
 商品を開封し、もちろん日本語の解説はないため、インターネットで日本語のマニュアル読む。今回の商品については充電方式ではなく単三乾電池を使う方式で、あらかじめ単三乾電池が入っておりすぐにGPSロガーを動作させることはできた。
 電池を入れてスイッチをオンにして窓際に置いたところ、このGPSロガーはディスプレイがありそこに文字等が表示されるため、現在どのような状況であるかをいう点に関しては、確認することは容易であった。しばらくGPSセンサーが働いてsearchingという表示がされていたけれども、やがてGPSを捉え一定のデータが記録されているということが確認できた。
 というわけで翌日いよいよこのGPSロガーを持って外に出かけたのであった。このGPSロガーによる位置情報はもう1つ私が目的としているのは、写真とドッキングさせることである。とりあえず外に出掛け写真を撮って、家に戻りいよいよパソコン上にデータを取り込んでみた。
 今度はプロットが地図上に映し出され自分の出かけていったコースがパソコンに表示されたのである。GPSロガーは正常に動作することが確認できた。その後写真をGPSと同期させることによって写真の撮った位置を地図にプロットすることができるかどうかというチェックである。これも意外と簡単に設定ができ写真のデータにGPSロガーの緯度・経度・高度等がそのまますんなりと記録されてこれも全く予想外に簡単にできてしまった。というわけで結構長い期間かかったけれども、実際に使ってみて簡単にデータが記録されているということでこのGPSロガーこれからは山やハイキングに大いに活躍することになると思っている。