昔の写真

古いアルバムの整理をしていたところ昔の団地の写真が出てきた。
フィルムに写っている日付から1979年6月15日。昭和54年である。団地に入居したのは昭和55年11月だったのでそれよりも1年ほど前、今からもう34年も昔の写真である。
自宅もまだ区画だけの状態で日本住宅公団の街路標識でかろうじて自宅敷地と判別するだけである。

自宅の2階から裏山の方面を眺めたところ。周辺はすでに住宅が建っておりこの写真と比較するものがない。昔の写真に山が写っているのだけれどこれらの山並みはすっかり住宅開発で切り崩されているのである。かろうじて判別できるのは昔の写真に写っている送電線である。この送電線が昔の写真には山の後ろ側に写っているのがかろうじて分かる。現在は山の手前側に見えている。

そんな訳でこの写真を持って現在の様子と比較してみた。
自宅から南側の小学校方面を見たところ。なぜかここの部分だけ隙間があって今でも小学校が望めるのである。





大山田東小学校。昔はまだ一棟だけの校舎であった。幼稚園の児童が数人写っている。私が入居したのは団地の中でも第一次で最も早かった方であったけれどそれよりも更に1年前の状況だ。現在学校は大きく様変わり。一旦は私達世代の子供が卒業して児童は大幅に減少けれど、新たに開発された団地に入居した新ファミリーの子供が大挙してこの東小学校に入学し始めたのである。以前なら新しい団地内に小学校を設けることになったはずだけれど、児童数の変遷が激しいことから、新しい団地内に小学校を設けることをやめて従来からあるこの小学校へ集めることになった。お陰で久しく子供の姿を見ることがなかった旧団地側に小学校登校児童の姿を多く見ることになっている。ただ通学児童にしてみるとかなり遠くまで歩くことを余儀なくされているのは、旧団地の児童に比べていささか気の毒なような気がしている。それに校舎が不足してすでに一部プレバブ校舎となっているけれど、今年の4月からそれでも足らずプレハブの増設工事を行なっている。




団地のメインストリート。バス停の横には当時から唯一営業しているスーパーがあった。この道路南側には様々な商業施設が作られたけれど、出入りが激しく数年で入れ替わりを繰り返しているが、スーパーだけは今でも営業している。歩道橋ができたりバス停も屋根付きになったりしている。写真をとった頃はまだ道路も整備中で車も殆ど走っていない。




団地内に当初から建築された住宅。