トウモロコシ

 囲碁の同好クラブに、菜園で取れたといってイチゴやキュウリなどを持ってきてくれるNさんがいる。話をしてみると私と同じ様に家庭菜園を営んでいた。場所も比較的近くではあったけれど、顔を合わせたことは無かった。まあそういうこともあるだろう。

 実は今日同好クラブでの話である。Nさんがトマトを持ってきたのだけれど、ある人が「トウモロコシが欲しい」Nさんに要望。ところがNさんはトウモロコシはもう終わった」という。
 
 えっもう終わってしまったのかと私はその時思ったけれども、Nさんはトウモロコシは6月中に収穫を終えないと、害虫にやられてしまう」という。
そういえば私の畑の師匠の人からも6月末にトウモロコシをもらった。味もよく害虫にもほとんど食われてなく、非常に出来の良いものであった。

 私の考えの中では、トウモロコシは7月や8月でもまだ種をまいて十分収穫できるという風な理解であった。しかしこういう話を聞いたので家に戻ってからネットで調べてみたところ、6月末までに収穫するというのは大きな理由があるということがわかった。

 その一つはやはりNさんが言うように、アワノメイガというトウモロコシの害虫が6月中であればあまり被害を受けずに収穫することができるようだ。しかし7月以降になると、害虫の生育が盛んになってトウモロコシの食害影響が大きくなるという。
 早く種を撒き、6月中に収穫するということは害虫被害を抑える上で重要なポイントであった。

 もう一つ何大きな理由があった。トウモロコシの旨味が寒暖差のある時期を経過するとより一段と増すということであった。
気温が上がってからトマトの種をまくと、成長は早くなるけれども、寒暖差がなくなって美味しくないという。

 我が家庭菜園では、ようやく背丈50センチ程度の大きさにしか育っていないトウモロコシだけれど、このままのペースで行けば7月下旬頃でも収穫は難しい。
この時期になるとアワノメイガが盛んに活動し始めるため、害虫被害を防ぐには農薬を使ったとしてもなかなか避けられないのかもしれない。

 キャベツも今青虫に散々にヤられてしまってほとんど収穫の見通しが立っていないけれども、師匠が言うにはもうすこし早い段階で畑に定植しておけば一定の収穫が得られたという。

 我が家庭菜園は全体的に種まき・定植のタイミングが遅いというのが現状である。
遡って考えると、すべてイチゴが整理しきれないために作業が遅れる、これが1番大きな原因だ。
結局はイチゴ栽培をどうするかということが課題となっている。

 夏に向かって苗を育てる場合は気温は高くなるため、少々出遅れても最終的に追いつくという考え方であったけれども、これはある面では事実かもしれないけれどもすべてに当てはまるということにはならない。



青虫に食われたキャベツ まだ葉は巻いていない



カボチャ、スイカ、メロンがぐちゃぐちゃ状態 花がようやく咲く始めた