密植

 育苗器に種をまくと発芽率が多少悪くてもそれなりに芽が出てくる。そのままポットに置いておけばやがて大きくなってくる。
大きくなった苗はいずれ畑に定植することになる。

 育った苗は通常は畑に必要とするよりも多い。必要分の苗を畑に定植し不要になった苗は他にほしい人がいれば分けてあげることが出来るけれど、そうでなければ
処分することになる。

 ところが、せっかく育った苗を処分するのは気が進まないので、無理やり畑に間隔を狭めてでも定植してしまう。
そうなれば後はもう予想通りの事態がやってくる。

 密植だ。苗の管理が大変だ。成長時期になると足の踏み場も無い。当然、収穫作業に支障が出てくる。結局間引きをする羽目になってくる。

 こうして毎年同じことを繰り返している。



キュウリとトマト 中間にはイチゴ


ナス


手前は間引いたナス 後はヤーコンとサトイモ