大正寺


 毎年紅葉の時期になると訪れていた養老鉄道播磨駅近くにある大正寺。今年はタイミングを逸してもう紅葉の最盛期は過ぎ去ってしまいましたが 、まだわずかに残っていた紅葉を写真に収めました。





 ここに来るといつも気にはなっているのは、大正寺境内の近くに数多くの祠があることでした。もしかしたら、江戸時代中期に伊勢桑名藩で起こったお家騒動の供養碑(以前のブログに記載)とも思ったものの確かなことはわからなかったのでした。

 


 祠の正面に何やら歌のようなものが書かれているのがあるのは、前から気がついていたものの、多くは文字が古びて、はっきりと読めないためそのまま見過ごしていたのでした。

 たまたま今回ははっきりと読めるものがあり、カメラに撮ってネットで調べてみたところ、なんとそれは西国三十三所の御詠歌ということが分かったのでした。

 多分ネットという情報網がなければわからなかっただろう。

 結局、供養碑ではなく西国三十三所巡礼の縮小版ということだった。



 なお、写真に撮った御詠歌は
第三一番 姨綺耶山 長命寺           滋賀県
「八千年(やちとせ)や 柳に長き 命寺(いのちでら) 運ぶ歩みの かざしなるらん」
でした。