囲碁大会

 今週から公民館と集会所でそれぞれ打っている囲碁同好会の大会が始まった。
 
 その中でめったに起こりそうもない大逆転というケースが起きてしまった。
 
 対戦相手は私が6子も置かせてもらっているかなり上位ランクの人である。
序盤で早くも左辺の石が囲まれてしまいほぼ取られ状態となってしまった。大幅に不利になった形勢を逆転をしようと右辺で強引に打ったため、これが裏目に出て取りに行った石が全てとられてしまうという惨憺たるたる状態となってしまった。普通ならここで投げるところであるけれども、大会が始まったばかりで、途中で放り投げるのも癪であった。

 無理を承知で左辺で取られそうになっている石をいろいろ工作をしていたときに、ダメが詰まってきて上手がミスをしたため、ほぼ死んでいた石が生き返って逆に包囲していた相手の石が全て死ぬという、大逆転が起きてしまった。

 こういった大逆転は過去にもしばしば経験している。大抵はこちらが逆転される方だけれど。

 よくあるケースは、あと数手で相手の大石を取り上げることができるところまで来ていても、完全には取っていない時が一番危ない。
終盤になってダメが詰まってくると、取ったつもりの相手の石なのに、自分の石の方が逆にアタリとなって相手側にとられてしまうという事が起きてしまうのだ。
ほとんど取っていた石でも完全にリーチをかけるところまで打ち進めておかないと、ダメが詰まってきた時に思わぬ大逆転を食ってしまう。

 今回はたまたま相手がその大逆転を食ってしまった方であり、勝った方としてはまあ嬉しいとは言え内容的には完全に負けていた試合ではあった。
こういう負け方をしないように充分注意しなければいけないのだけれども、実際の試合の中ではなかなかそうもいかないというのが悩ましいところである。


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