尾瀬ヶ原・至仏山

T-SAN会の山ゆき。今年は尾瀬が原・至仏山富岡製糸場見学です。
まだ梅雨の最中、天気はあまり期待していなかったのですが、本格的な雨降りだけは免れることができました。
17名の参加、7日夜マイクロバスで出発。翌8日早朝鳩待峠に到着。準備を整え山の鼻へ向かいました。ほどなく至仏山荘へ。ここで荷物を預けて尾瀬ヶ原散策です。



鳩待ち峠 山の鼻への入口


尾瀬ヶ原





夏の高山植物が見頃を迎え、ニッコウキスゲもちらほらと咲き始める最も華やいだ季節。低く垂れこめた雨雲が気にはなるものの、燧ヶ岳・至仏山も視界に入り午前中は雨具なしで散策。





竜宮小屋まで来てUターン。この頃から雨が降り始め次第に本降りに。早々に今日の宿泊施設至仏山荘に戻りました。
その後は雨足が強く視界も全く効かない天気になってしまいました。




9日、朝食時に山荘の支配人から本日の天気予報を聞いて少しがっかり。というのは今日の天気は雨80%、しかし明日は晴れるという。
といっても予定通りに出発しなければならない。雨具対策をして山荘を出発した頃には雨は上がってなんとかもちそうな天気になってくる。
昨夜来の雨で登山道は水が溢れて小川のよう。森林限界を過ぎるあたりから明るくなって、昨日歩いた尾瀬ヶ原が視界に広がり、高山植物も花がいっぱいで夏山の雰囲気に。


至仏山登山


小川のような登山道


尾瀬ヶ原


滑りやすい蛇紋岩にてこずり、標準ペースよりはいささか遅いもののやがて至仏山頂上へ。







あいにく視界が効かないのはちょっと残念。昼食後、子至仏山を経て下山。昨日出発した鳩待ち峠に戻ってきました。





ここからマイクロバスで片品温泉の宿へ。心地よい温泉に浸かって今日の疲れを癒しました。


10日。予報通りの快晴。一日ずれていたらなあと思ってみても仕方がない。


宿の近くで見つけました


宿を出てからは富岡製糸場まで一気に走る。さすがに世界遺産の効果で平日にも関わらず観光客が押し寄せていました。






1時間ほどの見学後近くのホテルで昼食。幹事さんがあらかじめ予約しておいてくれたもので皆びっくりです。
食事後はもうひたすら帰るのみ。予定より少し早めに無事帰着となりました。
幹事さん・運転手さん ありがとうございました。


追記 登山荷物考

旅行に行く場合の荷物と登山に行く場合の荷物ではそのチェックの仕方にだいぶ差がある。

毎回のことであるけれども登山に行く場合には1週間ほど前から持ってゆく荷物の点検に余念がない。
基本的には持っていく荷物についてはチェックリストに基づいてあらかじめチェックはしているけれども、早めにセットできるものと、直前までできないものがあったりして、チェックリストがあってもなかなかスムーズにいかないのが現実だ。

着替えや雨具などはあらかじめリュックにつめることができるけれども、ケータイや財布あるいは充電の必要なカメラとかGPS機器等に関しては充電を完了してからになるため、最後まで荷物に入れることができない。

天候や気温の変化によっても、持っていく衣服に調整が必要となったりして、繰り返す荷物チェックが往々にしてチェックミスを発生し、後から入れるつもりが忘れてしまい、余分なものを持ってくるということになるのが登山用荷物点検の問題点である。


今回旅行中に宿で荷物の整理について話が出たのである。私は個人的には自分が特に神経質になって行く前に荷物の点検は何度も繰り返し、入れたかどうか確認できないものについて、直前になって全てひっくり返して1つずつ確かめたりしていることについて、このようなことやってるのは私だけかと内心ひそかに思っていた。


ところがなんと旅館で話をしてみると、他の人も同じようなことを繰り返しているということが判明してちょっと安心したのである。結局入れたり出したりすることによって入れてあった荷物を置き忘れるなどという情けない話も実際に起きてしまうのだ。


今回も旅行でたまたま山荘に宿泊し登山をするための荷物と、下山後に必要になる荷物を2つに分けることになった。

できるだけ登山のときには荷物を軽量コンパクトにした方がいいために、山荘に持っていかなくても良いものは車に残しておいた。ところが洗面用具一式をうっかりと下山後宿泊リュックに入れてしまい、山荘では洗面用具が使えなくて困ってしまった。山荘で歯ブラシを買おうとしたけれどもそういったものは売っていなかったのである。