またオーディオ熱?

 2年ほど前、家庭用不用品の無料引き取りの機会を利用して、それまで置いてあったけれどもあまり使わなかった家電製品と合わせてオーディオ製品も一気に処分してしまった。
  1980年代中ごろに購入したオーディオセットで、良い音で鳴っていたけれども、アンプは雑音が入ることになったり、左右のスピーカーの音量バランスが崩れたりと若干の不都合が生じていたし、スピーカーもウーハーの外回りスポンジ部分がボロボロになってしまい、いったんは修理したもののやはり経時的な劣化に勝てず結局処分ということになったのであった。
 その後オーディオを全く聞かなくなったわけではなかったけれど、デジタルオーディオにシフトして電子音全盛となって、それほどのシステムでなくても同じような音に聞こえることから、ipodのようなラジカセレベルの機器で聞いている。
 こんな状態がしばらく続いていたけれど、それなりのスピーカーからの音を聴きたいという気持ちが失われていたわけではなかった。しかし以前のような大掛かりな装置を改めてまた購入するというとこまで考えていなかったけれど、やはりオーディオに対する何らかの気持ちがあったのであろうか、ネットで最近のオーディオを見てみたところ、高品質ミニコンポであればそこそこの音が期待できるというようなことが書き込んであった。
 どの程度の音かは実際自分の耳で聞いてみないとわからないので、大手家電量販店に出かけて聞いてみた。周りの騒音に影響されて十分に確認するというわけにはいかなかったけれども、まあまあそこそこの音が出ているなという感じであった。
 そんなわけでミニコンポでも高音質と言われているのであれば、昔ほどのものでは無いにしても音楽が聞けるのではないかと思い、ネットで適当な値段でそれほどかさばらないものを探してみた。
 2、3の候補が挙がってきた。その候補の中から選ぼうかと思ったけれども、価格コムなどのユーザーの書き込みを見ていると一長一短があってなかなか迷うことが多くなる。当初はミニコンポシステムで購入しようと考えていたけれども、それほど予算をくオーバーしなくても単品でも組み合わせることができるということがわかった。
 そんな中で選んだのが次の3つである。1つ目はスピーカー。音の出口で最も重要な部分である。あまり小さいスピーカーではいくら評価が高くても本当にいい音が出るとも思えないので、ある程度の大きさを持ったスピーカーの方がいいだろうということで、値段の割にサイズの大きいスピーカーとしてソニーの商品を選択。
 次にアンプであるが、ミニコンポシステムで行くとレシーバーがある。ところが最近のレシーバーはチューナーはもちろんCD・MDプレイヤー、iPod・SDカード再生に対応と様々な装置が組み込まれている。使わないであろうと思われるようなモノ全部組み込んだアンプでは音の本来の部分に十分に力が注がれていないのではないかなという風に思い、レシーバータイプのものを排除し、昔ながらのプリメインアンプを選択するという方向に変更した。
 ただ本格的なフルコンポのプリメインアンプは値段もピンからキリまである。考えだしたらきりがないためここは割り切って、単体のアンプだけであれば値段は安くとも最低レベルは確保できると考えてTEACを選択することとした。
 音源を再生するためにはやはりCDプレイヤーが必要となる。CDプレーヤーも一斉処分してしまっているため必要になる。アンプとサイズを合わせるということになればフルサイズのCDプレイヤーでなければバランスがとれないだろうということで、これもいちばん値段の安いものでも多分いいだろうということでTEACのCDプレーヤーを購入することとした。
 これら商品がいつ届くかまだ分からないけれども、どんな音が出るのか今から楽しみにしているのである。

id:tsutsuo:20130104115422j:image:medium]