古い地図
古い地図はその当時の社会の現状を表していて興味深い。特に道路と鉄道は変遷が激しく、今と比較してみるとその違いが大きい。
古い地図はできるだけ保存している。書棚から高校時代の地図が出てきた。昭和37年の出版
眺めているといろいろ面白いことが多くあるけれど、現在外交上大きな問題となっている領土に関して意外なことが読み取れる。
尖閣諸島
この地図には全く記載されていないのであった。日本固有の領土という割にはこの当時教科書に使う地図に尖閣諸島が記載されていないのはなんともいぶかしい。
小島で縮尺の関係で表記されていないのかと思ったけれど、南西諸島の地図にも
記載が無いのであった。
海流が記載されているが尖閣諸島は無い
北方領土
地図には国後・択捉・歯舞諸島が記載されているけれど国境線が無い。どうした理由によるのかは知らないけれど、これも不思議な話といえばそうなる。なお、この当時からはっきりしていた樺太との国境線も記載が無い。
竹島
国境線が引かれて日本領土となっている。数年前隠岐へ行った際立ち寄った隠岐郷土歴史館には、竹島に隠岐の漁師が行き来し生活もしていたことが写真などで展示されていた。しかし現在は韓国に実効支配され、昔漁業をしていた漁船も全く近寄れないという。
ネット上には領土問題に関しては当事国だけでなく、世界のほかの国々がどのように扱っているか様々な見解が示されている。そのことについてはここでは触れないこととしよう。