卓球同好会

 団地内に新しくできた複合施設の体育館で卓球を行うことができるようになったけれど、個人貸出はしないということから、卓球同好会を立ち上げてメンバーを募り、このほど第一回目の同好会サークルを開催した。

 この施設では全部で6台の卓球台が使用できる。従ってこの6台の卓球台で練習できる適切な人数と施設利用の経費等を勘案して10人程度から最大でも12〜13人程度のメンバーが最もやりやすいという風に考えてスタートしたのであった。

 まず最初の日にどの程度の人が集まるかというのはひとつの大きな関心事ではあったけれども、想定を大幅に超える18人も参加してきたのであった。そうすると6台の卓球台に18人をどのように割り振るかが問題となってしまった。

 結局3台をシングルス、残り3台をダブルスにしてスタートすることはしたけれども、今度は時間とともにシングルからダブルスへダブルスからシングル変えていかなければならずそのやりくりが結構大変となってしまった。

 しかもシングル・ダブルスそれぞれ同じメンバーで練習しているのもいけないので一定時間ごとにメンバーを変えて行かなければいかず、それをどのようにまた変更し調整していくかというのも厄介な問題であった。

 結局第一回目は試行錯誤の連続でバタバタしているうちに時間がきてしまった。結局立ち上げたメンバーはろくな練習もできないまま終わってしまったのであった。このような事では次回以降もメンバー調整やりくりだけで疲れてしまう。

 あらかじめ事前に練習方法を決めておかなければいけないということで、当日練習が終わった後話し合いをした。その結果次のような案を作成し次回から運用してみようということになった。その案は参加人員によってシングルとダブルスの卓球台に割り振る人の数を変更し、また一定の時間ごとに交代するという案である。

 練習前日になってもう一度スムーズに行く方法がないか話し合うことになった.当初の案では参加者全員がとりあえず練習をするという設定で考えているけれども、参加者は途中で休憩を取りたい人もいるということになるだろうから、休憩する人数をあらかじめ割り振って決めてしまい、12人だけシングルスで貼り付ける方法がいいのではないかという話に変わってきた。

 参加人員がいくら多くてもシングルス12人を最初に割り振り、一定の時間ごとに交代方式をとる案に変更。とりあえず全ての卓球台はシングルスの練習とし、13人目以降は最初の練習時間は休憩という方法で行く事になった。

 どちらにしても参加人員がどれだけになるかによって休憩する人が増えたり減ったりするということになるけれども、練習に来ていきなり最初から休憩時間にもし当たってしまうと、その人から不満もでるのではないかという気もして、休憩をどのように割りふるかというのはちょっと頭痛の種であった。発起人の一人が「こうやって色々悩んで、頭をつかうのは、普段ボーとしているリタイヤー組にとってはありがたいことと思わなければならない」という。そうかもしれないと一同頷く。


 そして第二回目の同好会開催日。何人参加者が集まるかが心配で気をもんでいた。
ところが案ずるより産むがやすしということで参加者がなんとぴったりの12人ということになってしまったのである。当初18人前後参加してくるということを想定してあれこれと四苦八苦したものの12人であればそのまま全員がシングルスでコートに張り付いて、適宜メンバーを変えながら練習することができたのであった。

 途中で1人遅れてきた人がいたけれども、その人については練習途中で休憩したいという人がでてきたため、入れ替わることによって問題もなくスムーズに終わることが出来たのであった。

 3回目以降の参加者がどのようになるか分からないけれども、参加者があまり増えなければ何とかやりくりできるのではないかという見通しがようやくたってきたのである。