いちご移植大作戦1

 3月末になって いちごの移植大作戦を開始することとなった。
 昨年5月末に収穫の終わったいちごはランナーが伸びたまま夏の間そのままにしておいて、9月に入ってランナーを切って株を小分けし、ひとまず畝に密植状態で管理しているのである。



移植前のいちご苗

 いちごランナーは適当な間隔をあけて移植すればいいのだけれど、たくさんイチゴ収穫しようとすると畝が不足してしまうため、畝に集中的にまとめて管理し、春に再度移植をするという方法をとっている。
 この再度移植をする方法については一つメリットがあって、マルチ掛けをするときに、いちごランナーにマルチをかける方法もあるけれども、この方法は以前行なっていた時、意外と手間がかかり大変だったため、先にマルチをかけてから移植したほうが作業やしやすいということで、3年ほど前からこのような方法をとっている。
 さて問題はこの増えすぎたいちごランナーをどう処理していくかである。ランナー苗を取った時から相当量になることが想定できていたので、マルチをかけて植え直すためにはかなりの畝数を必要とするのではなかろうかというのは漠然とはわかっていたけれども、実際その作業を始めてみて、予定よりも更により多くの畝が必要であるということが分かってきた。
 1年近くも育ててきたランナー苗を植えるところがないという理由で処分する気にもなれないし、と言って密植状態のままに置いておいても都合が悪い。
 これをどのようにしてゆくかは1ヶ月ほど前から実は気にはしていたのであった。もうこの段階で苗を移植しないと収穫時期に影響するということもありいよいよ先週からランナー苗の移植大作戦を開始したところである。


これが当初の予定


 密植状態になっていたランナー苗の約1.5倍の畝数ででなんとかいけるかなとスタートはしたものの、結局2.5〜3倍位の畝が必要だということがわかってきた。

最初の1畝30株


 最初は1畝に30株ほど移植したけれどもい、これではとても足らないということで、1畝40株にしたもののこれでも不足してくるため、50株くらいにしなければならなくなっている。しかしこれでは前の密植状態とそれほど変わらなくなってしまい、なんのための移植かわけがわからなくなってしまう。


1畝40株〜50株に変更

 畝数を確保するためには、現在の苗をいったん移植し終えたあと、空いた畝に再度苗を植えるという作業しなければいけなくなるような気がしている。 まだ2畝分だけをやっと終わったところであるけれども、残り4畝分のランナー苗を果たしてどれだけの畝が必要なのか今から考えるだけでもぞっとするような気がしないわけでもない。