囲碁感想戦
先日、昔職場で囲碁をたしなんでいたメンバー5人で囲碁を打った。そのうち私たち4人は級レベル、1人は日本棋院アマ6段認定というレベルであった。
私が別の人と対戦してるときに、その人は黙って見ていて試合が終わった後、感想戦という訳では無いけれども、ここではこういう風に打ったほうが良かったとか色々とアドバイスしてくれたのである。
横から見ているだけで、誰がどこをどのように打ったかということを、的確に覚えていて指摘することが出来るのはさすがアマチュア高段者だと感心してしまった。
プロが対局を終わったあと感想戦をやっていろいろ検討している場面を見ていると、よくそこまで覚えていられるものと思っていたけれど、アマチュアでも高段者ならそのくらいは出来るということだ。
その人に言わせると上達の秘訣の1つは棋譜を並べることだという。ただその人でも自分の打った碁でもやはり全部はなかなか難しいという。しかし8割ぐらいまでは大体並べ直すことができるという。
恒例の月曜日の囲碁同好会の事であるけれど、碁を打っていたときたまたま私の袖が石に引っかかってしまって、5つほどの石がちょっと横にずれたことがあった。
ところがずれた石を元に戻すことがどうしてもできないのである。なぜかどのように戻してもどこか変である。もちろん相手の人も首をかしげながらおかしいと言いながらも元の位置に正しく戻せないのである。たった4つか5つの石がずれただけでそれが元に戻せないというのは、まぁなんともレベルの低いことかと今更ながら情けなくなってしまうのである。