カールしたネガフィルム
大方の写真は整理がついたと思っていたものの、まだ思わぬ所からプリントやネガフィルムが出てきたりする。
物置の天井近くにおいてあった箱からネガフィルムがまとまって出てきたのだが、何やらおかしなことになっている。シートに収まっているはずのネガが大きくカールしてがさがさ状態になっているのを発見。
取り出してみたのが写真のネガフィルム。
比較の左側のフィルムはまだカールがそれほどひどくない。
多少カール気味になっていることは今まででもしばしば経験していたけれど、今回のようにひどい状態になっているのは始めて。
しかもよくみると、カールしているだけでなくネガフィルムが縮んでしまっているのである。無理に開いてみると半分くらいのサイズに縮んでいるのにはびっくりである。
乾燥昆布のように水に戻すと元の状態に戻るかもしれないと思い、水に付けてしばらく様子を見てみた。1時間ほどするとなんとなく、元のように戻ってきたため期待できたのだけれど、水から出して乾燥させていると、また縮れた状態に戻ってしまい結局失敗。これではもう全くネガとして意味が無いことになってしまったため、裁断して処分する事にした。
ネガフィルムはデジタル化して保存し、現物を処分しようかと考えていたけれどそうも言っておられなくなった。
なお、ネットで同様なことがないか調べてみるとやはりカールしたネガフィルムの救済方法は水に戻して復活させる方法が書いてあった。
しかしこれは多分程度問題で、今回のようにカールした上縮んでしまった場合には無理と思われる。