山行き


 毎年、夏山に出かける前の恒例行事が持ち物チェックだ。
持ってゆくものをあらかじめ数日前から準備する。


装備・持ち物
登山靴・リュック・トレッキングポール・ザックカバー・ヘッドランプ・レインウェア・地図・腕時計・スパッツ・折り畳み傘・多機能ナイフ・カップ
水筒・日焼け止め・ティッシュペーパー・薬類・ビニール袋・手ぬぐい・タオル・洗面用具・
山行計画書・スマホ・健康保険証・免許証・ETCカード・カメラ・GPS・保冷ボックス


服装
シャツ・ズボン・チョッキ・下着・帽子・ソックス・手袋


問題はこれからだ。
 まず薬類。かってはあまり気にすることもなかったけれど、近年はそうもいかなくなった。常備薬として血圧の薬のほかにいざということも考えて鎮痛剤、風邪薬・胃腸薬・ビタミン剤を用意するのだ。バンドエイド・湿布薬も加わる。


 こういった薬類がもれなく用意されているかをチェックするのが結構大仕事。


 次が服装。登山用のシャツズボンのほかに、汚れたり汗のにおいがつくため、行き帰りや散策時には別にシャツやズボンが必要。小屋や宿で着替えをするとさらにもう1セット必要になってくる
下着類も宿泊分にプラスして途中温泉にでも入るとさらに必要。


 全体の登山計画を考えて必要分に予備を加えて枚数を用意しなければならないからどんどんかさが増えてしまう。


 登山用のシャツとズボンですべてまかなってしまうことや、下着類は使いまわしをして最小限にすることもできないことはないけれど、昨今周りのことも配慮するとそんなわけにもゆかない。


 後は趣味の話にはなるけれど、カメラやGPSを持ってゆけば予備のバッテリーが必要になるし、スマホも山に行くとバッテリーの消耗が激しいので充電器が必要。


 以上の携帯品をいったんリュックに詰めても、あとから気になってもう一度すべて点検したりすることもあって出かける前は意外とストレスが溜まってしまう。


 折角準備して持って行っても、いざ登山開始してみると何かを車の中に置き忘れたりすることがあるから情けないことこの上もない。


 なお、酒や嗜好品は最近は現地で調達しているのであらかじめ持参してゆくことはなくなった。
 

 こんなことを毎年山に出かける前に繰り返している。