挿し接ぎ


今日はきゅうりの挿し接ぎの実験を行ってみた。
ただこれは実験で、挿し接ぎそのものがうまく行くことは考えていない。
なんといっても台木用のカボチャを家にあった「すくなカボチャ」を使っており
キュウリとの親和性は全く期待できないからである。

すくなかぼちゃの苗と用意した小道具



まずカボチャの本葉を切り落としへらで穴を開ける。事前に調べたところカボチャの軸の中心部は空洞になっているので、そこに挿しても密着しないため中心部から軸側に少し斜めに穴を開けなければならないとある。
斜めに穴を開けようとすると、簡単に軸を突き破ってしまうため力加減が難しい。


カボチャに穴を開けたところ (写真ではよくわかりませんが)

穴を開けたところで、キュウリの苗を穂先の方だけ切って差し込み先をくさび形に削る。このあたりはカミソリを使うのだが、切れすぎてかえってうまく行かない。


キュウリを整形


次ぎにキュウリをカボチャの穴に差し込むのだけれど、これは一番簡単かと思っていたけれど、逆に一番難しい。一度で穴に差し込まないと苗がゆがんでしまうのだ。

カボチャにキュウリを挿し込み


一回失敗すると、苗の穂先がゆがんでしおれてしまい2度と差し込めなくなってしまうのである。
ということで今回10本キュウリ苗を使ったけれど2本は挿し込みに失敗して放棄、残りも挿し込みはうまくいったとはとても思えない状態である。
うまく行けばそのまま苗はカボチャの穴にすっぽりはまって落ちない事になっているけれど、今日の場合いずれも穴から落ちそうになっているため、この前買っておいたクリップで無理矢理挟んでおくことにした。


8個接木しクリップで挟む


この後育苗器に移し1週間ほど育苗することになる。どのような結果になるか答えはその後明らかになる。