接写リング

 カメラボディとレンズの間にリングを挟むことにより接写ができる。

 

 過去すでに接写リングを用いて古いフィルム写真をデジタル化しては来ていたけれど、コロナ騒ぎで自宅にいることも多いため、この機会にと接写リングでデジタル化作業を始めてみた。

 

 キャノンEOSKissX4に接写リングを取り付けているのだけれど、この機種型が少し古くて、ピント合わせの場合ファインダーをのぞかなければならない。

 

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 三脚に取り付けて写真を撮るのだけれど、これが中途半端な姿勢を余儀なくされて、少しの枚数を撮るだけでも腰が痛くなってくる。

 

 何かいい方法はないものかと思案した結果、最近のカメラはボディ後面が液晶モニターになっているため、ファインダーを覗かなくてもいいので姿勢がそんなに無理がかからないということに気が付き、液晶モニター付きカメラでオリンパスEM-5用の接写リングを購入してみた。

 

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 今まで使っていた接写リングはピント合わせや絞りシャッタースピードはカメラ本体に連動していたため扱いやすかったけれど、今回の接写リングはあらかじめわかってはいたことだったのだけれども、カメラ本体と全く連動していないため非常に扱い難いことが想定以上だった。

 結局使い勝手が悪くて実用的ではないことになってしまった。

 

 そこでもう一度別のカメラで接写リングを物色。

ソニーのアルファ7用の接写リングを購入。

 

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 使いかっては予想通りファインダーを使う場合に比べて姿勢が楽に作業ができて満足。

 

 しかし思わぬ問題が発生。レンズがズームレンズのためか撮った写真の周辺が大きくひずんで早い話がこの写真のレベルでは何とも不満足なのである。

 

 せっかくうまくいったと思ったのだけれど残念な結果になってしまった。

 

 フィルムのデジタル化は専用の機器を使う方法があるけれど、価格が高いうえに手間と時間もかかり今の方法が一番手っ取り早い。

 

 確実に拡大写真を撮るのであればマクロレンズを使う方法があるのだけれど、このためにだけ高額なレンズを買う気にもなれないので、結局元の組み合わせの方法で対応することになってしまった。