今日は今年最後の卓球試合である。大会は鈴鹿市体育館。桑名から鈴鹿に行くためには途中23号線を利用するにしても1号線を利用するにしても四日市市内を通過しなければならない。四日市市内は常時渋滞をしており、特に通勤時間帯の渋滞は5キロ程度の道を1時間近くかかってしまう。あらかじめ渋滞時間を想定していつも7時15分ごろには家を出なければならない。
 ここ数回、鈴鹿の卓球大会ではダブルスで参加する時、同じ団地でペアーのKTさんを拾って出かけているのである。 12月になると日出時間は7時に近い頃になり、朝家を出る時はまだようやく陽が昇ったばかりで、寒い朝を一路鈴鹿へと向かう。KTさんとは最近練習などで桑名体育館で顔を合わせたりしているし、過去にも練習試合をしたことがありそれなりに知った間柄ではあるけれども、ダブルスを組んで試合に出た事は数回ほどしかなく、練習でダブルスを組んだことも全くなく、ほとんど即席ダブルスメンバーと言ってもいいくらいである。
 今日の卓球の試合はすべてダブルスのリーグ戦で、1組に10チームが参加して行う方式である。従って9試合が1日の試合数となる。
 試合は3セットマッチで2セット先取方式のため、ダブルスペアーとの調子が合わないと、あっという間に試合が終わってしまうこともよくある。特に即席メンバーで出場する場合は調子を合わせるということが結構難しく、うまく合わせないと試合には勝てないということがよくある。
 過去に3回ほどKTさんとダブルスで出たことがあり、平均勝率は5割くらい。今回も勝率5割程度は望めるかなというのが当初の目論見であった。
 なおこの大会にはSS卓球クラブで参加しており、手続きをしてくれたメンバーも同じ組に入っており、どこかで対戦することになる。
 体育館は暖房がなく、寒くて体を動かしていないときは厚めの服を着て暖をとっていないと体が冷えてしまう。今回寒さ対策としてヒートテックのインナーシャツを1枚着て行った。結果としてある程度の寒さ対策になってよかった。
 さて9時半からいよいよ試合開始である。 KTさんとは即席メンバーのためまずサーブのサインの確認から始まった。ここに出てくるメンバーはダブルスとして試合をするため、練習の時からサインの確認はしているし、同じユニホームに合わせたりして相当気合が入っているメンバーも多い。試合はまずはパートナーとの連携、そして相手との駆け引きそういったものがミックスされた結果として試合の流れになるため、なかなか計算できないものである。
 さて第一試合は2対1でまず1勝した。 SS卓球クラブのメンバーも1勝して出だしとしてはまずまずのスタートであった。
 第2試合は多分この組で優勝するのではないかと思える強いメンバーのチームと当たって、 1セットはかろうじてとったものの、続けて2セットをとられて1敗を喫した。
 第3試合は私たちよりも高齢と思われるメンバーで、前の試合の経過を見ていたときには勝てそうな気がした。最初の1セットを簡単に取った後少し気が緩んだのか残り2セットを接戦で落として結局2敗目を喫してしまった。
 第4試合も我々よりもう少し高齢者で、試合を見ていた限りでは5分の成績がと思っていたけれども、なぜかあっさりと2セットとられて3敗となった。
  5試合目は女性のペアーで、試合運びから見て今回は簡単に勝てると思ったがにもかかわらず、ネットとかエッジとか肝心なところで点をとられ、ずるずると結局負けてしまったのである。
 1勝4敗となったところで午前の部が終わってしまった。こんなはずではという思いで午後からの試合に気分が乗らなくなってくる。一方SS卓球クラブのメンバーも2勝3敗とイマイチの状況であった。
 午後からの6試合目はそのSS卓球クラブのメンバーとの試合となった。このメンバーとは普段から練習の時に試合をしている関係でほぼその手の内はわかっている。接戦になったけれども何とか2セットとってやっと2勝目を上げることができた。これによってお互いに2勝4敗と言う成績となった。久しぶりに勝を挙げ気分が乗って次の第7試合に臨んだけれども、女性ペアでそれほど強いとも思わなかったにもかかわらず、もたついた試合運びでまた負けてしまった。
 成績はもう2勝5敗である。このままではクラス降格になりそうな気配となってきた。
 8試合目はそこそこのメンバーと思われだけれども、こちらもこれ以上負けるわけにはいかないと必死に頑張りなんとか2対1で3勝目をあげることが出来た。そして最後の9試合目もどちらに転ぶか分からない状況ではあったけれども、結局2対1で何とか勝利をしトータル4勝5敗で5割に近い成績まで戻すことができた。
 ダブルスは実際試合をしてみないと、どういう結果になるかよくわからないということを今回も痛切に感じたのであった。
 一般的に卓球の好きな人でダブルスが好きという人は少ないという傾向があるような気がする。私もそうである。自分のペースで試合のできるシングルスのパターンに慣れていると、ペアとの連携をしながら試合をするというダブルスは難しいものである。