ピンポン玉


 昨年から卓球のピンポン玉が今までのセルロイド製からプラスチック製に変更になるとは聞いていたけれど、徐々に変更になるという程度の認識だった。

 
 ところが今年に入って急速に変更のピッチが早まり、先月久しぶりに参加した大会で、主催者側から新年度から競技はプラスチック製に変更するという話があり、のんびりしていられなくなってきたのである。
実はピンポン玉がプラスチック製に変更となると、いろいろなことがあるからである。

 
 1つ目は、少し前から試験的にプラスチック製のボールで練習したことがあったのだけれど、球が若干大きいような気がして、抵抗が大きく飛ばない、回転が掛かりぬくくなった。(これは実際に僅かではあるけれど直径が大きくなっていたのだ。ピンポン球のロゴに40mm+と表示されている。最初はプラスチック球とセルロイド球の区分のために+をプラスチックになぞらえて表示してあるのかと思っていたけれど、そうではなく直径が40mmより大きいという意味だそうだ。セルロイド球は40mmの表示。)

 
 2つ目は価格が2倍以上セルロイド球より高いということだ。練習ではそれなりに球が割れたりうっかり踏んだりして結構なロスが発生するのだけれど、公式球では1個300円以上、練習球でも最低1個100円以上はするので、今までのようなペースでロスが生じるとかなり出費が多くなる恐れがある。

 
 3つ目はこれが実は一番の問題点で、今までと同じように打つと、回転がかからず、スピードも出ないため練習していても違和感が有って今のところ馴染めないところがあるのである。ネットなどではラケットやラバーもプラスチック製に合わせて変更したほうがいいみたいな書き込みもあって悩ましい。


 この頃やっとラバーとラケットの組み合わせで私にあったパターンが出来上がったというのに、もし今後プラスチック球変更により調子が良くなければ、またあれこれと組み合わせを考えなければならない。


 4月から卓球教室ではプラスチック球に変更になった。昨日から卓球同好会でもプラスチック球に変更して練習することにしたのだ。